5月の新譜をプレイバック。2018/5/〜31
今日のテーマは2018年5月に発売されて個人的にハマった楽曲。
とりあえず邦楽から。
1.Alisa 【Walls】
最初は19歳のシンガーソングライターAlisaの新曲(初曲?)だ。この曲は堤幸彦監督のドラマSick'sの主題歌に起用されておりドラマの雰囲気を存分に表現している。と言っても、ドラマ自体はサーガ作品にあたるケイゾクやSPECに比べると今の所酷い出来で悲しくなるのでシリーズファンは観ない方が...(結後編で訓練されたオタクは除く)。
Alisa名義で発表されている曲はこれだけなので彼女のサウンドがどんな物なのかは未知数。今後も要注目の新人だ。
2.Various Artists 【アダムとイヴの林檎】
次は林檎嬢のトリビュートアルバム アダムとイヴの林檎。これについての紹介は要らないだろう。管理人オススメは宇多田ヒカル&小袋成彬の丸ノ内サディスティックと藤原さくらの茜さす帰路照らされどの2曲。どちらもジャジーな仕上がりで特に藤原さくらのカバーは驚いた。アレンジを彼女が担当していたのなら今後成長する可能性大である。
3.Wonk 【Dance On The Water piano remix】
3枚目はWonkのセルフリミックスアルバムから。原曲は昨年発売されたダブルアルバムCastorとPollluxの前者に収録されていたもので、鍵盤担当の江崎文武がリミックスを担当。ピアノアレンジが加えられた事でこちらも原曲よりジャジーな雰囲気満載でメチャクチャお洒落である。(Saviorの頃からWonkファンだった管理人としては最近の人気には誇らしいものがあることは黙っておこう。)
4.Mouse On The Keys 【Stars Down】
日本出身の3人で編成されたオルタナティブトリオMouse On The Keysの新アルバムTresよりStars Down。卓越した技術と音像で海外でも高い評価を受けている彼らは海外のフェスにも出演し、確実に腕を上げてきている。デビューは2006年と比較的遅咲きだがその分熟成されたサウンドを楽しめる。Stars Downが気に入った人は是非過去作のチェックも。
さて、ここからは洋楽編。
5.Potatohead People 【Returning The Flavour】
カナダのエレクトロヒップホップデュオPotatohead Peopleの新アルバムNick & Astro's Guide To The GalaxyよりReturning The Flavour。新アルバムはIlla Jを迎えたりと豪華な客演もあり、ポップなジャケットが示す通りこれまで以上にポップな仕上がりだ。
6.Detroit Swindle 【High Life】
ラストはもはや往年の貫禄すら感じさせるハウス系デュオDetroit Swindleの新アルバムHigh Life。自称するように陰鬱で無機質なサウンドを創り続けてきたハウス職人Detroit Swindle。
新アルバムではネオソウル界に出現した超新星Tom Mischとのコラボ曲や相変わらずのボイラールームビートをブチかましている。全曲必聴といっても良いだろう。
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以上6枚の新譜を紹介させてもらった。個人的には5月はジャズ系の良曲が沢山出た印象がある。日本国内におけるジャズと他ジャンルの融合というムーヴメントも見逃してはいけないだろう。
なんやかんや月末のDetroit Swindleに全てを持っていかれた感は否めないが、初聴きだった方はぜひ'偽デトロイトサウンド'に酔いしれて欲しい。
P.S.
今度Tom Mischのあまり有名ではない客演曲をまとめて紹介する予定。