屋根裏より。

音楽ブログ。たまに本や映画も。

Clown Coreまたもや新譜か?&謎のコイン

 

日本時間2021/3/5の朝、Twitter上に彼らは謎の投稿を連投しました。

 

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Clown Core2人のイラストと1,2,3,4の数字を背景に、長くても30秒ほどの音声が流れる動画です。

昨年9月に3作目のアルバム「Van」を発表して以来、ほとんど音沙汰が無かった彼らですが、今回のものがティーザー音源だとすれば......

 

そう、今年中に新作が聴けるやもしれません。

 

それを示唆するように、公式YouTubeではそれらの動画を一つにまとめたそれこそティーザーのような動画があげられています。ぜひチェックを。

 

4曲?ともこれまでのClown Coreらしいアプローチを感じるのですが、ひとつ気になることがあるんです。というのも、曲1(と呼称してみます)は「Toilet」収録のHellに、曲2は「Van」収録のSongに似ているような。

 

 

ひょっとすると過去作の要素を組み込んだリミックス、リメイク作品である可能性も。3,4についてこれに似ているんじゃ?と気付いた方はぜひコメントをお寄せ下さい。

 

コメントといえばそうそう、先日「Van」発表の記事にコメントを下さった方がいらっしゃいました。ありがとうございます。

なんでも例のサイトから(!)マーチのシャツを購入されたそうで。2XLの。3XLとかの。アレです。ちゃんと届いたみたい。

 

加えていつの間にか車をはじめほとんどの商品がSOLD OUTになってます。恐るべしCCファン。

そして流石L○uis C○le、いくら素っ頓狂な音楽を作っていても真面目で抜け目ないですね。

 

 

 

なんでCLOWN COINなるビットコイン爆誕してるか?

知りません!むしろ教えてください!

 

ではまた。

 

 

Clown Core 「VAN」発表....(9/23?)

 

Clown Coreのニュースを全世界のどこよりも早くお伝えする弊ブログ。いよいよ待ちに待った続報が入った。

 

 

前回の記事で、ファンがノイズ解析の結果新作が近日中に来るという情報/噂にヒットした旨を紹介したが、本日ついに新たな動画が投稿されたのである。

 

良い.....

 

 

 

ここで説明欄にサイトのリンクが貼られていたため、もしやと思い飛んでみた所案の定!ページが改修されており、なんと公式グッズ展開まで始まっている。26ドルのTシャツ(ただしサイズは2XLのみというかなり強気の姿勢)をはじめ、USBやら各種シャツ各種スカートに、文字通りの"クソ"やらmvで彼らが乗っていた青いバンやらでもう訳が分からない。サイズ設定もデザインも全てふざけていて、いくらファンでも購入を躊躇うレベルの陳列である。

 

 

なんだか眩暈がしてくるがここは我慢。MUSICのページに飛ぶと、こちらが。

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September 23、つまり9/23に新作「VAN」が発表されるようなのである。

 

これがシングルなのかEPなのかはたまたアルバムなのかは不明だが、ファンとしては23日をしかと待つのみだ。

Clown Coreが突然新譜を発表/新アルバムくる?

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続報はこちら。

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だいぶ前にこのブログでClown Coreの話を書いた。あれからはや数年(?)中の人の正体も判明したなか、2020/8/30未明に突然TwitterYouTubeに謎の映像が投稿されている。

 

 

37秒あたりのサブリミナル演出とその画像についてはさっぱり意味がわからないが(通常運転!)、f:id:OhSAMURAI_038:20200830100637p:image

 

ひとまず新譜が出るかもしれないこの状況を素直に喜びたい。「infinite realm of incomprehensible suffering」と題されたこの映像/新曲から推測するに、これは彼らなりのコロナ禍に対する応答と見て間違いないだろう。圧巻の前作「Toilet」でもLo-fi的なゲームサウンドや電子音は導入されていたものの、どうやら今回はさらに踏みこんでvaporwave的なーそれも天気予報/signalwave的なー文脈に依拠するサウンドが強調されるようだ。

 

signalwaveやvaporwave畑ではこれまで様々な挑戦が行われてきたが、バカテクジャズとの融合は前例がないように思われる。また予め失われた可能性/未来を志向するvaporwaveの音にのせて、彼らがどんなメッセージを届けるのか、純粋に楽しみだ。

 

なお真偽不明だがTwitterの投稿に対してファンから興味深いリプライがいくつか寄せられている。どうやら画面が暗転してノイズになるラスト19秒程をスペクトラム解析すると、なんと「It Has Begun」の文字と彼らの顔が映った画像が現れるようなのだ。長めのノイズには何か意味があるに違いないと踏んですぐさまスペクトラム解析にかけるフリーク達もなかなかだが、字面通り受け取れば新アルバムの製作/発表を期待して良さそう。

 

 

(なお、今作の発表に合わせてなのかそれ以前の段階からなのかは判りかねるが、彼らのホームページも若干変化している。前回紹介した謎の位置情報も見れなくなっている。)

 

 

去年の秋にもYouTubeには僅か13秒の謎動画が投稿されており相変わらず意味不明だが、コメント欄を見ると錯乱してしまったClown Coreフリーク達を観測出来る。「早く新譜を出せ」「帰ってきた」「グッズ販売しろ」「モーツァルトかと思ったよ」etc....

 

街が正気を失った道化師たちによって破壊される前に、Clown Coreには早く新譜を出していただきたいところ。

新人発掘プロジェクトvol.5 21世紀のニック・ドレイクことOliver Wilde/Pet Shimmers

 

 

今回扱うのはブリストルを根城に活動するオルタナティブ/インディーミュージシャンOliver Wildeだ。

 

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lo-fiなサイケを基調としてシューゲイズ/ドリームポップ/エレクトロニカ等を横断しながら独特な世界観を爆発させるのが彼の特徴といえる。また「21世紀のニック・ドレイク」という異名が示すように、その世界観は明らかにメランコリックでダウナーだ。

同時にサイケなのでキメているかのような底抜けの明るさもあるものの、それは鬱を引き受けた上での回帰した明るさという屈折した表現で.....  などと御託はいくらでも並べられるがとりあえず聴いて欲しい。

 

 

Blit Scratch

Blit Scratch

 

On This Morning

On This Morning

  • Oliver Wilde
  • ニューウェイヴ
  • ¥250

 

 

もともとOliver WildeはOliver本人をボーカル(兼ギターなど)とする複数編成のグループなのだが、2019年からOliverによる新プロジェクトが始動した。その名もPet Shimmersだ。

Oliver WildeのほかにLexie Jennings, Helena Walker, Will Carkeet, Mig Schillace, Richard Clarke, Ellie Grayらをメンバーに迎え、多層的な音が印象的(とはいえ差別化出来ていないような気もする)だ。

 

2ndシングルでは最近着実にファンを増やしているグループGoat Girlをボーカルに迎えるなど選球眼も間違い無し。3月に公開された新作はドリームポップ強めの酩酊ソングとなっている。どちらも必聴だ。

 

Feels Hz (feat. Goat Girl)

Feels Hz (feat. Goat Girl)

 

Angel Made

Angel Made

 

Mortal Sport Argonaut

Mortal Sport Argonaut

 

 

 

ブラックミラー:バンダースナッチ -「鏡の国のアリス」「1984」そしてブラックミラーとは何なのかー

 

ブラックミラー最新作「バンダースナッチ」配信開始から早数日、ほとぼりも冷めてきたのでいくつか考察していく。

 

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▼バンダースナッチ及び時代設定について

そもそも「Bandersnatch」とは何なのか。

初出は1871年に発表されたルイス・キャロルの著作「鏡の国のアリス」にて記述されている作中詩「ジャバウォックの詩」である。この著作の中でバンダースナッチは怪物の1種であることが示されるものの、その生態は謎のままでバンダースナッチに対する恐怖を与えるような形容が語られるのみだ。これ以外にも、同者の作品「スナーク狩り」にて「ジャバウォックの詩」からの引用/参照という形でより詳細なバンダースナッチの描写がなされる。だがあくまで「スナーク狩り」はアリスシリーズからはスタンドアローンな作品であり"バンダースナッチの解釈の1つ"とした方が正確である。

 

ここまで来たら推測出来るはずだ。ブラックミラー:バンダースナッチにおけるバンダースナッチとは、キャロルが自分で創作した怪物に対して異なる解釈を与えたように、「複数性」の象徴なのではないだろうか。

 

哲学的に換言すれば「偶有性」の象徴なのかもしれない。つまりある現象やある存在は絶対的なものではなく、過去からの選択/変化の蓄積がもたらした分岐の結末であり他の選択をすれば現在とは全く異なる結果にもなり得る、ということだ。これはまさに「〜バンダースナッチ」内でコリンがステファンに語るゲーム的な発想だ。さらにゲームブックのように選択次第で異なる結末に至るという構造は、主人公が開発するゲームにもそして我々が視聴するこの作品自体にも当てはまる。

 

時代設定の元ネタらしきものはいくつかあるが最も有力なのが、80年代前半に発売された実在のゲームに由来しているという可能性だ。

この頃Imagine Software社がゲームを開発/発表しようとしていたのだがMegagamesというゲーム販売戦略?計画の失敗に起因する赤字によって破産してしまう。実はこの計画にBandersnatchというゲームも含まれていたのだが母会社の破産によりこちらの発表も白紙に。その後複数の開発者によって設立されたPsygnosisによってBandersnatchからBrataccasへ名前を変えて発売されることになる。

これらの歴史から真っ先に連想されるのは、バンダースナッチを発表することになるタッカーソフトウェア社だ。分岐先で破産ルートが存在するようにこの会社がモデルになっているのは明らかだ。

さらに1984年7月9日(このドラマの最初のシーンでの日付)にBandersnatchを開発していたImagine社が潰れていることは示唆的である。

 

1984年という年に注目すると多くの人がジョージ・オーウェルの小説「1984」を思い浮かべるだろう。こちらもドラマ内で分岐する可能性の1つである'政府による監視'とのリンクが認められる(先に上記のゲームの経緯を知りImagine社が潰れた年から1984年を連想→オーウェル1984で描かれたアイデアを一部採用した?)

余談だがここにも入れ子構造が存在する。「バンダースナッチ」のゲーム内ではゲームのプレイヤーが、P.A.C.S.ルートでは政府が、そして「何者だ?」の質問以降は我々視聴者自体が自己相似形を成すように1984ビッグブラザーと対応するのだ。

 

 

▼「鏡の国のアリス」の参照、そして「ブラックミラー」とは何なのか

 

バンダースナッチという名称の元ネタにルイス・キャロルの物語があることは前述の通りだが、まだこのドラマにはキャロルの著作を参照していると思しき描写が複数ある。

 

まずウサギだ。「バンダースナッチ」では幼い主人公が気に入っていたウサギの人形が隠されたことがキッカケで母親が死亡したという彼のトラウマが描かれる。このウサギを回収することが主人公の事故エンドへのトリガーとなることと、「不思議の国のアリス」で主人公のアリスが服を着たウサギを奇妙に思い追いかける所から物語が始まることは符号してはいないだろうか?

さらに「バンダースナッチ」でいくつかの分岐を経た上で主人公は過去に行くことになるのだが、その手段が鏡なのである。「鏡の国のアリス」にてアリスが現実世界から移動する際に鏡を通過したことを参照しているのは明らかだろう。

(他にも過去のステファンが持っていたウサギの人形が服を着ていたり、P.A.C.S.ルートからのトラウマ形成シーンで真っ赤な照明に照らされた母親から赤の女王を連想したりなどなど、それらしい繋がりは無数にある。これ以上は陰謀論めいてくるので避ける。)

 

このように改めて振り返ると「バンダースナッチ」内にはアリスシリーズとの関連を指す物がたくさんあるように思える。だがここで1つの疑問が湧いてくる。Bandersnatchのゲームや1984年という背景は恐らく着想を得た地点であるためそれらのモチーフが現れるのは当然。ではなぜアリスシリーズを元ネタとして採り入れたのか?

 

」である。

なぜ鏡なのかを説明する前に、なぜこのドラマは「ブラックミラー」という名前なのかを敢えて考えたい。

 

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黒い鏡とは何だろうか?真っ黒い鏡?答えは単純、液晶画面/スクリーンだ。

ブラックミラーのタイトルシークエンスを思い出そう。まず黒い画面にタイトルロゴが現れ、ガラスが割れるようにロゴにヒビが入る。

 

この演出が意図する所は「鏡のようで鏡ではない何か」を我々が見ているということだろう。視聴者は、スクリーンを暗転させることで擬似的かつ一時的に生成された'鏡'つまり暗い液晶に映る自分と対峙した後に物語の世界へと移動していく。さらにヒビが入るエフェクトの影響でー単に鏡を通過するわけではなくー暗い上にヒビが入って正確な似姿を映すことが出来ない歪んだ世界へと没入していくことが示唆されているのだ。ここで重要なのはヒビが入ったスクリーンは鏡ではない点だ。

普通の鏡は現実と正反対であべこべな、一種のフィクションを映し出す。しかしーヒビ割れたースクリーンは画面が暗い上にヒビが入っているせいで、現実と画面に映る歪な世界の区別が難しくなる。確かにこの世界ではないのだが、恐らく数年/数十年程度の未来でありそこで巻き起こる問題は現在のそれの延長線上にあるのだ。

歪んだ鏡は外的なものだけでなく内的な、精神的なものも映す。現在は表面化することはないもののテクノロジーの発達した影響で浮上してくる、人間の内なる欲望や暴力性がそれだ。

 

このように捉えるとアリスネタの由縁がはっきりしてくる。

アリスシリーズ2作目の「鏡の国のアリス」では、主人公は(普通の)鏡を通り抜けることで現実から虚構へと移動する。ここで鏡は現実と明確な虚構を媒介する役目を果たす。つまり番組製作当初から鏡⇒スクリーンという構想が存在し(「1500万メリット」の個室での一面スクリーンなど初期作品からスクリーンを重視する描写が散見されることも鏡の役割を液晶画面に担わせている傍証か?)、「バンダースナッチ」ではゲームのBandersnatchとキャロルの怪物バンダースナッチが繋がった結果としてアリスシリーズのネタがいくつも描かれたのではなかろうか。

 

 

だいぶ脱線したが以上の議論をまとめると、今回のバンダースナッチがアリスシリーズの要素を採り入れたのは【現実と虚構を接続する装置としての鏡が重要だった、そしてその視点はひょっとしたらブラックミラー製作開始当初から継続していて今回たまたまそれが目に見える形で結実した】からであるはず。

 

 

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▼隠匿された第4階層

 

最後にオマケ。

「バンダースナッチ」を追うと主人公は選択の結果により、鏡を通して過去へ戻り分岐を変更して死亡するというエンドが存在する。

だがここに妙な倒錯がある。先ほどの「鏡≠スクリーン」の概念を用いて解釈すれば、鏡を通過した先の世界は完全な虚構で現実に能動的に影響を及ぼすはずがない。物語に即して言えば、主人公が鏡の先で分岐を変更してもそこはあくまで虚構,夢であり現実に干渉するはずがはい。だが主人公は虚構世界内で過去の自分が死亡したことで現実世界の今の自分も死亡してしまう。一見おかしなこの論理だが、視聴者の存在を考えれば整合性がとれる。つまり'本当の意味で'選択しているのは視聴者であり、その視聴者が目にしているのはブラックミラー/スクリーンだ。したがってメタ視点からみれば主人公の世界自体が虚構であり、その法則がある種上書きされていてるのだ。

 

そしてもう1つ忘れてはいけないことは、視聴者が分岐を再選択することの出来る画面にある。物語内での分岐選択は画面下側に選択肢が表示されるのみだが、再選択画面に行くと目の前に1つもしくは2つの旧式のコンピュータのモニターに分岐シーンが投影されている

これは意味深である。本来、視聴者は各自が持つ端末のスクリーンを通過して作品世界に入る。だが分岐まで戻ることの出来る選択画面ではさらに新たなスクリーンをもう1つ通過しなければならなくなる。スクリーンの向こう側とは、物語世界もしくは操作される世界だ。つまりスクリーンを新たに通過することで我々視聴者自体も「バンダースナッチ」を操作する存在から「バンダースナッチ」に操作される存在へと、鮮やかかつ恐怖の転回が生まれる。

コリンの台詞が教えてくれるように、一見自分が選択しているように見えても実はそれは仕組まれた物で、上位の第三者が選んだ選択である。思い返してみよう。

 

果たして我々視聴者は戻る分岐先を自由に選択出来ただろうか?我々が「選択しない」ことを選んでも自動的に「選択」されてはいなかっただろうか?

 

そう、実は「バンダースナッチ」には巧妙に隠匿されたもう1つの階層がある。最下部に位置するのが最初にゲームブックを作成したJFD氏で、その後にバンダースナッチに囚われてしまう主人公及び未来のクリエイターが位置する。そのさらに上に「バンダースナッチ」を鑑賞/プレイする我々視聴者がいるのだが、実はそのさらに上に'視聴者が見ていない展開に誘導する分岐ゲームとしてのバンダースナッチ'が存在する

さらに痛快なのはコリンの言う「俺は選択肢を与えたまでだ。」という言葉だ。この台詞自体はコリンの家に行った時に薬物を服用するか否かのシーンのものだが、あの分岐再選択画面のことをも同時に示唆していたのではないのだろうか?確かにあの画面ではそのままクレジットへ飛べるようになっており、その気になれば'ゲーム'から抜けることも出来る。だが最終的に我々は自分の意志でゲームに組み込まれてしまうのである。

 

もしかすると、真の意味での「Bandersnatch」は視聴者があの画面で他の分岐を選び直す所から始まるのかもしれない。ただし我々は視聴者やプレイヤーとして、ではなくあくまでキャラクターとして。

 

 

 

 

 

 

ブラックミラー:バンダースナッチ (たぶん)全エンドと小ネタを取り急ぎ。【ネタバレ】

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ブラックミラー:バンダースナッチ観た。いやプレイした。

 

感想と考察はあとでじっくりまとめるとして、とりあえず管理人が到達出来た全エンドと見つけた小ネタを紹介。

もちろん完全ネタバレ

 

 こちらは考察編です。併せてどうぞ。

fromtherooftop.hatenadiary.jp

 

 

 

 

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▼全エンド

 

 

0.コリンのアパートで自殺

 

1.「父親に隠されたウサギを取り戻す」で子供ステファンがウサギを見つけて母親と一緒に電車へ→過去で事故に遭い死亡し現在のステファン(セラピー中)も死亡(母親と一緒に行かないエンドもある?)

 

2.「何者だ?」でNetflixを選択し精神科医との戦闘に入り「逃げる」とブラックミラーの撮影現場オチ

 

3.同様に進んで戦闘に突入すると(父親への反撃の選択はどちらでも同じ?)父親に病院から連れ出される

 

4.金庫の暗号でPAXを入力すると怪物が現れて死亡

 

5.「何者だ?」で分岐シンボルを選ぶと父親の死体処理のくだりの後で刑務所エンド

 

6.5の後に現代のクリエイターが同じことを繰り返してしまうエンドへ突入

 

7.エンドロール後に序盤でステファンがバスに乗っている場面に移りそこで「バンダースナッチ」というカセットを聴く

 

以上が(恐らく)全エンドである。ただし家を訪ねてくる人物が誰か、金庫に打ち込むPAC,PAX,JFD,TOYなどの暗号、何者だ?の選択肢Netflix,分岐シンボル,P.A.C.S.など細かなマイナーチェンジは多数存在する。最終的な結末は上記のどれかに行き着くはずである。

あと最後の第7エンドは特殊で、ほかのどれかの結末のエンドロール後に挿入される形で見ることが出来るがどれに対応するのかは不明。管理人は母親と一緒に死亡エンドから繋がった。

 

さらに注意しなければならないのは、それぞれのエンドに行き着くためには必ず踏んでいなければいけない選択肢があることである。例えば「何者だ?」でP.A.C.S.の選択肢を出すには金庫イベントでPACを入力し操られていることを自覚するシーケンスが必要。他にもセラピーシーンで母親の話をしないと第1エンドには行けないなど細かな条件が重なっている仕様。

 

とはいえ一定数のエンドを観て強制エンドロールに突入しない限りテレビモニターから分岐ポイントまで戻れる。つまりある程度は1回の試行で確かめられるので色々やってみるのがオススメ。

 

 

 

▼小ネタ

・タッカー社の人気ソフト「メタルヘッド」→ブラックミラーS4「メタルヘッド

・セラピーの病院「Saint Juniper Clinic」→ブラックミラーS3「サン・ジュニペロ」

・コリンが開発していたゲーム「Nosedive」→ブラックミラーS3「ランク社会(原題Nosedive)」

・分岐シンボル→ブラックミラーS2「シロクマ」のシンボル

・一旦エンドに行き着いて分岐点まで戻る画面の右側の女性イラスト→初期のAI イライザ?

・そういえばシリーズ史上初めてAnyone Who Knows What Love Isが流れなかった(各シーズンで必ず1度は流れていた)

・現代のクリエイターの再帰エンドでニュースが流れる際に画面下に流れているニュース→確認中

 

 

SoundCloudは有能なのでは?という話

 

以前Apple MusicとSpotifyのどちらが優秀なの?という話をしたわけだが、あれから暫く経ち管理人は伏兵を見つけてしまった。

 

fromtherooftop.hatenadiary.jp

 

 

 

今回はそんなSoundCloudを全力で推していく回だ。

 

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▽とりあえず振り返ろう

 

前回の記事で明らかにしたApple MusicとSpotifyの違いは以下の通りである。

1.一覧状態でのジャケット画像の表示有無

2.レコメンド機能の性能差

3.ラジオやプレイリスト機能の充実度

4.digり易さ

総合的には、普段使いは前者で頻繁に曲を探す人は後者がオススメという結論を得た。

 

今回も普段使いはApple Musicがやはり優秀ということには変わりはない。問題はdig性能になってくる。

 

 

SoundCloud通称サンクラの長所

 

まず皆さんにお伝えしたいのは、サンクラは無料である ということだ。有料版へのアップグレードも可能ではあるがこちらはあくまで音楽を供給する側がメタデータを確認出来るバージョンで、聴くだけなら有料版は全く不要である。

また無料プランSpotifyにあるような広告が表示されるデメリットもサンクラにはないため、月額料金を払わずとも快適に過ごすことが可能となる。

そして特筆すべきはそのレコメンド性能。Spotifyのレコメンドは毎週金曜日に更新されるRelease Raderプレイリスト及び毎週月曜日に更新されるDiscover Weeklyの2種類が存在する。前者はその週の新譜から基本に抽出し、後者はユーザーデータから好みの曲を全範囲から集めるという仕様だ。

SoundCloudの場合は1週間の内で数回更新されるMore Of What You Likeというコーナー/プレイリストがレコメンドに該当する。これはユーザーデータを分析するというよりも、ユーザーがコレクションへ保存した曲1つずつに対して似ている曲をプレイリストにしてくれる機能である。一見するとSpotifyApple Musicのステーションに似ているが(ここから先は管理人の感覚なので主観的)More〜はその曲の属性やメロディそして構成や音感などラディカルな部分からレコメンドしてくれている(気がする)。

(例えばApple Musicで、日本のマイナーなロックバンドだったり東南アジアのトラックメイカーの曲をステーションすると似ている曲というよりも[日本のマイナーなバンド][アジアのトラックメイカー]という属性に該当する曲が選出されてコレジャナイ感を覚えることがよくある。)

 

加えて、SoundCloud Weeklyという総合データ分析タイプのプレイリストも存在する上にHome画面でArtists You Should Knowというコーナーからオススメのアーティストに直接飛べる機能も。

 

 

 

▽総合評価

 

ここで皆さんに残念なお知らせをしなければいけない。SoundCloudはオフライン利用するためのダウンロード機能が、無い。

したがって最初にお伝えしたように普段使いでつまり出先でSoundCloudを利用するのはオススメしない。ネット環境がある状況で曲を探すというシーンがメインになる。以上から導き出される総合評価としてはこうなる。

 

・普段使い→個人的にはApple Music

・Digるのが好き→Spotify有料プランもしくはApple Music &SoundCloud二刀流

 

SoundCloudは曲探し専用にするのがベターな落とし所だろう。Digるのが好きという人は必ず外でも音楽を聴くわけでSoundCloudのみとなると厳しい部分がある。ということでダウンロードするのはApple Music/Spotifyで、補助的にSoundCloudでレコメンドをチェックするという利用スタイルが現状ベストだと思う。

またこれまでApple MusicもしくはSpotifyの一本使いだった方なら経験しているはずだが、これらのレコメンドはその週にマイリストへ追加したり頻繁に聴いた曲に大きく影響される。例えばアンビエント系の曲をレコメンドして欲しいのに、ヒップホップの新譜が公開されて聴きまくるとその影響が直接レコメンドに、こんなことが良くある。これを避けるために自分が今探したい特定のジャンルの曲だけをSoundCloudでlikeし、そのジャンルの感度を一方的に研ぎ澄ましていくという方法もある。

 

あくまで利用は無料なので皆さんも是非利用してどんどんDigしていってほしい。